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展覧会名

第9回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション
The 9th Mitsui Fudosan Retail Management Office Exhibition

開催期間

2015年4月18日(土)ー9月25日(金)

一般の方々の鑑賞は、4/18、6/26、8/28にご覧ください、フリートークが有ります。
2015年6月 26日(金) 開催時間:18:15-19:30 (永井夏夕・五十嵐 朋子・小林 文香)
2015年8月 28日(金) 開催時間:18:15-19:30 (鳥越 義弘・北川 香乃花・長久保 華子・青木 香保里)

主催

三井不動産商業マネジメント株式会社

三井不動産商業マネジメント式会社 ホームページ>>
目的

企業における芸術文化の育成と社会貢献活動を目的とする。
アートのクリエイティビリティーを感受し、会社内及び社員への文化普及活動として開催する。
7室のオフィースをギャラリーとして活用の場を広げる。
現役の美術大学生及び若手アーティストの作品の発表の場を提供する。

企画趣旨

企業における文化の育成と社会貢献の一環として浜町センタービル12階のオフィースを
アーティストに提供することで、企業文化と地域社会における芸術文化の発展に寄与する。
21世紀型グローバル企業を目指し、文化創造の枠を超えて 地域と共に「社会に豊かさと潤
いを」実現する、三井不動産グループの企業理念に合致するものです。

キュレーター:

上田雄三(キュレーター)
運 営: 有)キュウコンセプト/ギャラリーQ

Art Works


永井夏夕 Nagai Kayu


1日のはじまり(左)
和紙、岩絵の具、アクリル、 パネル 
61×91cm
2015

1日のおわり(右)
和紙、岩絵の具、アクリル、 パネル 
61×91cm
2015

 


ステートメント:
架空の風景を描いています。
学生の頃に風景に興味を持ち始めてから、空と地上の割合は年々変化し、
15年程かけて空が9割をしめる様になりました。
当時通学中に、新しいビルが次々と建っていく丸の内の建設ラッシュに出会い、
その後何年か後に、常磐線沿いの工場が更地になっていく姿を目撃し、風景は
日々変わり続け、時間と共に価値が180度変化し、記憶に残る事もなく消えて
行く風景がある事に気づき、風景を ”人のかたち”として捉えるきっかけとな
りました。
風景画の歴史は古く、先人達の視線や試行錯誤してきた技術を意識しながら制
作する事も多く、特にロマン派の画家の様に感情とともに現代の事物を使い、
風景に向かう事は出来ないかと思い、日々試行錯誤しています。
今回は、様々な土地を旅する中で遭遇する、1日の始まりと、1日の終わりを
眺める人々を描きました。

Nagai Kayu CV

1978 神奈川県生まれ
2004 東京芸術大学デザイン科描画装飾修士課程修了
2007・2013 ベルリンヴァイセンゼー美術大学 聴講生

五十嵐 朋子 Igarashi Tomoko


おおなわ(左)
岩絵具、水干絵具 、和紙、パネル
30×100cm
2012

horizontal bar(右)
岩絵具、水干絵具 、和紙、パネル
33×105cm
2013

 


ステートメント:
人が多く集う風景、とりわけ子どもたちが集う様子を描いていた。
子どもたちの動きには遠慮がない。人からどう見られるかなどということはお
かまいなしに、手を、足を、体全体を、思い切り動かしている。
まさにプリミティブな存在。
いろいろな動き、形、カラフルな服。大勢いてにぎやかなはずなのに、どこと
なく静か。
歓声が聞こえてきそうなのに、一言も声を発さず、全く音がしないようにも感
じられる。
そこで遊んでいるのは、私か、あなたか、過去の私か。

Igarashi Tomoko CV

1979 東京都生まれ
2002 東京学芸大学教育学部小学校教員養成課程美術選修卒業
2004 東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程美術教育専攻修了

青木香保里  Aoki kaori

 

境界]
顔料、絹、パネル
97×194cm
2014


  ステートメント:

私は自然、近年はとりわけ水をテーマとした作品を制作しています。
 水はモチーフであり、同時に描く為の方法そのものでもあります。
和紙や絹に水をひき、顔料の滲みを生み出す事から私の制作は始まります。
まっさらな画面の中に偶然生み出された色や形をきっかけとして、そこに取材
から得た動植物の動きや形を組み合わせ、筆で描く。そのようにして生まれた
絵を再び水と顔料を用いて破壊し、再び描いてゆく。その反復の中で私の作品
は生まれます。
 水によって生じる現象と自然界にある要素に私自身の意思を加え、描く。
偶然性に任せきるのではなく、だからといって自身のイメージを押し付けるだ
けではない。この一連の行動を私は自然との対話と考え、作品制作の根底とし
ています。

aoki kaori CV

1988 東京都生まれ
2013 多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業
2015 多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻日本画研究領域修了



青木 香保里  Aoki Kaori

境界13 (左)
顔料、和紙、パネル
65.2×91cm
2014

awaking (右)
顔料、絹、パネル
65.2×91cm
2014




ステートメント:

私は自然、近年はとりわけ水をテーマとした作品を制作しています。
 水はモチーフであり、同時に描く為の方法そのものでもあります。
和紙や絹に水をひき、顔料の滲みを生み出す事から私の制作は始まります。
まっさらな画面の中に偶然生み出された色や形をきっかけとして、そこに取材
から得た動植物の動きや形を組み合わせ、筆で描く。そのようにして生まれた
絵を再び水と顔料を用いて破壊し、再び描いてゆく。その反復の中で私の作品
は生まれます。
 水によって生じる現象と自然界にある要素に私自身の意思を加え、描く。
偶然性に任せきるのではなく、だからといって自身のイメージを押し付けるだ
けではない。この一連の行動を私は自然との対話と考え、作品制作の根底とし
ています。

Aoki Kaori CV

1988 東京都生まれ
2014 多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業
2015 多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻日本画研究領域修了

鳥越義弘 Torigoe Yoshihiro

 

growing(右)
油彩、カンヴァス
72.7×91cm
2015

flowering(左)
油彩、カンヴァス
72.7×91cm
2015


ステートメント:
growing、flowering は、朝も夜も、いつもいつでも生長していく植物を描いた。
 絵画制作において、現在私は草本植物を主なモチーフとしている。日々生活
していく中で、私は、あらゆる方向へ伸び逞しくしなやかに生長し生い茂って
いく植物を目の当たりにし、生命の強さに感動を覚えた。そのような植物をモ
チーフとし、視覚だけでなく、触覚を刺激するような絵画作品を制作し、絵具
の塊が持つ力を活用することで、生きる力や雑草魂を表すことができるのでは
ないかと考えている。
 日本には、日本の絵画と伝統的な技法があり、日本人の感性と精神性を優れ
た表現で伝えている。
 今、私は、これまで受け継がれてきた日本の絵画の精神性や手法を、油彩と
いう技法で表現しようと試みている。日本の絵画が油彩で表現されるならば、
油絵具は植物たちをどう表現するのか。そんなことを考えながら、植物の成長
と向き合い、絵を描いている。

 

Torigoe Yoshihiro CV

1979 熊本県生まれ
2003 熊本大学教育学部中学校教員養成課程美術専攻卒業
2005 筑波大学大学院 芸術研究科 美術専攻 修了
2015 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 博士後期課程 芸術専攻 修了

北川香乃花  Kitagawa Konoka


Girl
油彩、アクリル、カンヴァス
53×53cm
2014

Girl
油彩、アクリル、カンヴァス
53×53cm
2014

Girl
油彩、アクリル、カンヴァス
53×53cm
2014


ステートメント:
人は、良く思われたい相手にはいつもの自分と違う振る舞いをする。
異性に気に入られたくてぶりっ子をする人がいるのを考えると、それは女のほ
うが顕著だ。対話する相手によって声のトーン、身振り、顔の表情が変わり、
その態度が演技であるのを目の当たりにすると、なんとも言えない気持ちにな
る。
 パーマに一直線に切った前髪。モデルにしたのは自分自身ではあるが、目鼻
立ちなどの顔の詳細は描かず、個人性を無くす。ふわふわの髪、大きなリボン、
わざとらしいポーズをとった自身を「女」のアイコンとして扱う。カラフルで
女の子らしい模様を髪や顔にまで描き込む。
 個人を特定しないことにとって、女のしぐさ、女の他人に対する自分の魅せ
かたを強調している。

Kitagawa Konoka CV

1990 東京都生まれ
2014 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
2015 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程油画専攻2年在籍

 

小林文香 Kobayashi Ayaka

うたうおと (左)
和紙、木版画
55×85cm
2014

あめつちにねがう (右)
和紙、木版画
85×55cm
2014

 


ステートメント:
流行を追うのでなく、誰かの足跡を追うのではなく、ただひたすらに自らの中に存在す
る世界に目を向けて、表現に苦悩を重ねる度に自分なりの味になることを信じて試行錯
誤する過程を楽しんでいます。
作品に描くものは「見ていて心落ち着くもの」を心掛けています。抽象画は俳句と似て
いて、曖昧で限られた視覚的刺激によって観客を連想ゲームへ誘います。
モチーフの持つ意味は見る人ごとに違って良く、個々の好きに想像できる余地を大切に
して行きたいと思っています。山梨の長閑な田舎にて制作をしていますので、作品の中
にゆったりとした時間の流れを感じて頂けたらば幸いです。

Kobayashi Ayaka CV

1987 山形県生まれ
2010 女子美術大学芸術学部絵画学科洋画専攻卒業
2012 女子美術大学大学院美術研究科修士課程美術専攻版画研究領域修了
  日本版画協会準会員


北川 香乃花 Kitagawa Konoka

あの その どの このちゃん
油彩、カンヴァス
194×97 cm 4点
2013



ステートメント:
私には、自分というものを表すことに私なりのこだわりがある。
例えば身につける服に関して。駅ビルなどに入っているありふれた洋服屋で売
っている服には全く魅力を感じない。みんな流行を追って、どの店でも変わり
映えのしない同じような服を売っているからだ。人それぞれ違うのになぜ同じ
服を着るのだろうかといつも疑問に思う。
 私は古着を着るのを好む。古着屋に売っている服は全て一点ものだからだ。
色も形も多種多様な服の中から自分らしいものを選び出して着る。誰とも似て
いない服装をすることで私らしい、と実感できる。
 髪型にもこだわりを持つ。強いカールのパーマをかけ、前髪は一直線に切り
そろえる。5年ほど同じ髪型をしているおかげで後ろや遠くからでも私だと認
識してもらえる。
 春夏秋冬をテーマにし、集めた古着の中からその季節に見合ったものを身に
つけ、自等身大で描いた。

Kitagawa Konoka CV

1990 東京都生まれ
2014 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
2015 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程油画専攻2年在籍


長久保 華子 Nagakubo Hanako

感性の角
木、漆、顔料、金箔、錫粉
75×50×50cm
2014





ステートメント:
"感性を鋭くする"ということは物事を捉える上で大切な、
ひとつの姿勢であるように思う。

羊が耳を伏せ、角をアンテナのように伸ばし、自身の感性を研ぎ澄ましている。
そんな姿を理想として、あるいは戒めとして表現した。

Nagakubo Hanako CV

1988 東京都生まれ
2014 東京藝術大学美術学部工芸科漆芸専攻卒業
2015 東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻2年在籍
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